・クラウド会計が時間帯によって遅く感じる
・Web会議中に音声や映像が止まることがある
・テレワークの接続が不安定で再接続が必要になる
・拠点間の通信がときどき切れる
「回線が遅いのかもしれない」と思われることが多いのですが、実際に環境を確認すると、回線速度自体は十分というケースも少なくありません。
その場合、見落とされがちなのが社内ネットワークの“入り口”であるルーターの存在です。
クラウド時代は“外との通信”が中心
以前は、社内にサーバーを置き、社内ネットワーク内で完結する業務が中心でした。
しかし現在は、
• 会計システム
• 勤怠管理
• ファイル共有
• Microsoft 365などのグループウェア
• オンラインストレージ
多くの業務がクラウド上で動いています。つまり、社内のパソコンは常にインターネット越しに外部と通信しています。
さらに、
• 自動アップデート
• ウイルス対策ソフトの常時通信
• バックアップのクラウド保存
など、目に見えない通信も増えています。この通信量の増加に対して、ネットワーク機器が追いついていない場合、「なんとなく遅い」「たまに不安定」といった症状が出ることがあります。
家庭用ルーターのままになっていませんか?
小規模オフィスでは、
・インターネット契約時に付属していた機器
・何年も前に導入したルーター
をそのまま使い続けているケースもあります。家庭利用であれば問題なく使える機器でも、業務用途では状況が大きく異なります。
例えば、
• 同時に接続する端末数が多い
• 常時VPN接続を行っている
• 朝から晩まで電源を落とさず稼働している
といった条件では、機器への負荷は高くなります。
すると、
• 突然再起動が必要になる
• 通信が一時的に止まる
• 設定変更が柔軟にできない
といった課題が表面化することがあります。
法人向けルーターという選択肢
法人向けルーターとして広く利用されているのが、ヤマハ株式会社のRTXシリーズです。
代表的なモデルには、
• RTX840

• RTX1210

• RTX3510

などがあります。
これらは業務利用を前提に設計されており、
• 長時間安定して稼働する設計
• 同時接続数への対応
• VPN機能の充実
• 細かなセキュリティ設定
といった特長があります。特に、拠点間接続やテレワーク環境で利用されるVPNの安定性には定評があります。
ただし、ここで大切なのは「どの機種を選ぶか」だけではないという点です。
大切なのは“今”ではなく“これから”
ネットワーク機器は、一度導入すると数年間使い続けることが一般的です。
そのため、
• 今後クラウドサービスを増やす予定がある
• 拠点の増設を検討している
• テレワークを継続する方針である
といった将来の運用も見据えて設計することが重要です。
「今は問題ないから大丈夫」と考えていても、数年後に通信量が増えたとき、改めて見直しが必要になるケースもあります。逆に、早い段階で一度整理しておけば、クラウド導入や拡張もスムーズに進みます。
ネットワークは“裏方”の存在ですが、実は業務全体を支える土台です。
まとめ
クラウドが安定しない原因は、必ずしも回線速度だけではありません。
ルーターを含めたネットワーク環境が、現在の業務スタイルに合っているかどうか。
一度確認してみる価値はあります。
当社では、クラウド導入支援だけでなく、必要に応じてネットワーク構成のご相談にも対応しています。
買い替え前提ではなく、「今の環境で問題ないか確認したい」という段階でも大丈夫です。
お気軽にご相談ください。
次回は、「法人向けルーターと家庭用ルーターの違い」をできるだけ分かりやすく整理してみたいと思います。「価格以外に何が違うのか?」その疑問にお答えします。
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