【連載第2回/全3回】法人向けルーターと家庭用ルーターの違いとは?

前回は、「クラウドを安定して使うためにはネットワークの土台が重要」というお話をしました。今回はその続きとして、法人向けルーターと家庭用ルーターは何が違うのか?をできるだけ分かりやすく整理してみます。

※この記事はシリーズの全3回の第2回です。
  第1回クラウドを安定して使うために、ルーターを見直していますか? をご覧ください。


見た目は似ていても、役割が違う

家電量販店で販売されている家庭用ルーターと、法人向けルーター。見た目はどちらも「インターネットにつなぐ箱」です。ですが、想定されている利用環境が大きく異なります。
家庭用は、
  • 家族数人が利用
  • 夜間中心の利用
  • 接続台数も比較的少なめ
一方、オフィスでは、
  • 常時複数台が接続
  • 業務時間中は常に高負荷
  • VPNや拠点間接続を利用
といった違いがあります。


安定性と耐久性の違い

業務利用では、「速い」ことよりも「止まらない」ことの方が重要です。家庭用ルーターはコストパフォーマンス重視で設計されていますが、
法人向けルーターは、
  • 長時間連続稼働
  • 高負荷環境
  • 設定変更の柔軟性
を前提に設計されています。

例えば法人向けで広く利用されているヤマハ株式会社のRTXシリーズなどは、安定稼働を重視する企業で多く採用されています。前回もご案内してますが、代表的なモデルには、




VPNや拠点接続への対応

もう一つの大きな違いは、VPNへの対応です。家庭用ルーターでもVPN機能が付いているものはありますが、

  • 同時接続数に制限がある
  • 設定の自由度が低い
  • 詳細な制御が難しい
といったケースもあります。
一方、法人向けルーターでは、
  • 拠点間接続
  • テレワーク用VPN
  • クラウド接続の最適化
などを前提とした機能が用意されています。特にクラウド利用が増えている企業では、この部分が重要になってきます。


設定の柔軟性と将来性

業務環境は年々変化します。
  • クラウドサービスの追加
  • 新拠点の開設
  • セキュリティ強化
こうした変化に対応するためには、柔軟な設定変更が
可能であることが重要です。
法人向けルーターは、
  • 詳細なアクセス制御
  • 通信の優先順位設定
  • セキュリティポリシーの細分化
などが可能です。
家庭用ルーターでは「できること」が限られている場合もあります。


価格だけで判断しないことが大切

確かに、価格だけを見ると家庭用の方が安価です。
しかし、
  • 業務が止まるリスク
  • 再起動やトラブル対応の時間
  • 将来的な再導入コスト
を考えると、単純な価格比較だけでは判断できません。
大切なのは、「今の業務内容に合っているかどうか」という視点です。


まとめ

家庭用ルーターが悪いわけではありません。
ただし、
  • クラウド利用が増えている
  • テレワークを行っている
  • 拠点間接続がある
といった環境では、法人向けルーターを検討する価値があります。

当社では、クラウド導入支援とあわせて、ネットワーク構成のご相談にも対応しています。
「今のままで大丈夫か確認したい」という段階でも、お気軽にご相談ください。

次回予告

次回は、「クラウド導入で失敗しないためのネットワーク設計」について、実際の考え方を分かりやすくご紹介します。


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