先進企業のクラウド活用事例から学ぶ3つの活用ポイント

クラウドサービスの活用法

この写真何をしている写真だと思いますか?

実はこれ

1956年にIBMが世界初のハードディスク(5MB)を運ぶ写真です。

今となっては、5MBのハードデイスクをこんな大掛かりで運ぶなんて信じられませんよね。

クラウドがない時代はこれが当たり前

このようにクラウドがない時代では、

コンピューターは物理的なもので、機材がどこにあるのか明確なもの(オンプレミス)でした。

それに伴い、物理的な制約が存在していました。

例えば、

・メモリサイズ

・転送速度

・処理速度

・容量

・重量etc

これらが物理的に決まっていて後から変えづらいという問題があります。

現在は、クラウドにより、「物理的な制約が存在しない世界」になり、

自由にいつでも使えるITリソースをどう活用するのか?”考えなければなりません。

Tカード会員をベースにした大規模分析システムもクラウドで構築

7000万人を超えるTカード会員の分析システムは、クラウドの「Microsoft Azure」で構築されたシステムです。

なぜ、クラウド上にシステムを構築した理由は、

  • 大量のコンピューターリソースが必要
  • コスト削減

を目的としたときに、「Microsoft Azure」を活用しました。

7000万人という膨大なデータを仮想コンピューター10台が並列的にクラウドで処理をします。

これにより、7000万人の会員の分析結果を抽出するのに数週間の時間がかかっていましたが、1時間ほどで誰でも抽出が可能になりました。

では、私たちは、どんな活用法があるのか?を考えていきます。

クラウド活用のポイント3つ

できることから小さく初めて、大きく成功させる

すべての作業をクラウド上に移すのではなく、まずは、内部のバックグラウンド的な作業を実験的に移し、効率化ができているか、クラウドを活用できているのかを実験的に調べる必要があります。その後に、使用率などが低く十分に活用されていない場合は、別なクラウドを試してみたり、そのクラウドをさらに活用するために、さらに業務のクラウド化を進めても問題ないと言えます。

時間がかかる業務をクラウドのシステムを使い効率UP

日頃の業務として、データの抽出に時間がかかる作業などはクラウド上で、作業の効率化を目指します。例えば、今までデータの集計や抽出に1日時間がかかっていた作業をクラウドならば数時間で終わらせることも可能となります。

サービス使用に関わるコストの最適化

クラウドを使う前に一番気になるのがコストがどのくらいかかるのか?という疑問です。逆に言うとコストをかけてクラウド化したい業務は何かを考えます。そうすることで、必要なものとそうでないものが明確になりクラウド上に必要なものが見えやすくなり、必要なものだけをクラウドに構築するので、コストも最適化されます。

まとめ

企業の将来を考えたときに、今行っている業務をIT化によって効率化や生産性をあげることは必要不可欠となっています。現在の業務フローを振り返り、改善できそうな業務から小さくはじめる事が重要です。

どんなところから始めたらよいのか?コストはどのくらいかかるのか?など、導入に関わるサポートを行う企業もあります。現状の課題点を再確認し、自社の課題点を一緒に解決してくれる企業を探してみてください。

以上、先進企業の最新クラウド活用事例から学ぶ3つの活用ポイントでした。

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