【ナニで選ぶ?】スペックで比較 Pleasanter & kintone

脱Excelや業務効率化を実現するための選択肢として、近年『ノーコード開発』『ローコード開発』が注目を集めています。ただし、今では類似品も多く、一体どのツールを使ったらいいんだと迷っている方も少なくないのではでしょうか?

この記事では『Pleasanter』と『kintone』の2つに着目し、ご紹介していきます。あなたの状況には、どちらのツールが適しているのかを考えながらご覧ください。

『Pleasanter』と『kintone』の具体的な機能や特徴の比較について、製品比較の最新版(2024年10月版)としてまとめております。こちらより資料ダウンロード可能となっておりますので、当記事と合わせてご覧ください。


そもそも『Pleasanter』ってナニ?



『Pleasanter』は、株式会社インプリムより提供されているオープンソースの国産ローコード開発プラットホームです。マウス1つで素早く手軽に業務アプリケーションを作成できるノーコードツール的な部分も持ち合わせながら、自由にコーディングし、幅広く利活用することができます。
Excelでの業務に疲弊する現場の人を見て「情報共有のプロセスを軽量化していきたい」と思ったのをきっかけに開発されたサービスで、「まずはより多くの人に使ってほしい」という想いから、オープンソースで公開するというスタンスを取っています。


両ツールに共通するメリット

よく比較される『Pleasanter』と『kintone』ですが、比較の前に、共通しているメリットを抑えておきましょう。

複数人の同時更新が可能

共有しているExcelファイルを編集しようと思ったら、他の誰かが編集していて、自分は「閲覧モード」で作業が進まないといった経験があるのではないでしょうか? ツール内のデータは、自分のタイミングで編集・更新ができます。

業務データを一元化し共有

個人で管理されているデータを一元化することで、グループ内での差異を少なくし、データ確認に時間を取られることを防いだり、対応の漏れに早めに気付き対策を打つことができたりします。

他のシステムとの連携

APIが公開されており、外部のシステムと連携することが可能です。連携することのメリットは、必要なデータが含まれているツールをその都度開いて、1つ1つ入力するといった手間を省くことができる上に、入力ミスも防げることです。


2つのツールのメリット・デメリット

同じような位置付けの2つのツールですが、それぞれ特徴的な部分があります。もちろん得意な部分もあれば、使用する方によっては、デメリットとなり得る点も少なからず存在します。メリット・デメリットを把握した上で、検討する際の判断材料にしてください。

『Pleasanter』のメリット・デメリット

メリット①:オンプレミスで使用可能

『Pleasanter』はクラウド版だけでなく、オンプレミス版もご用意しております。インターネットの接続状況に関わらず使用できる他にも、顧客情報など気密性の高い情報の管理がクラウドを介さずできるので安心というメリットもあります。

メリット②:豊富なテンプレート

営業・管理・プロジェクト・勤怠など、様々な業務をカバーできるアプリテンプレートが約200種類と『kintone』よりも豊富です。多くのシチュエーションが想定されたレイアウトに、不足している項目をカスタマイズするだけですので、はじめての方でも簡単に作成できます。

メリット③:コストパフォーマンス

クラウド版に関しては、

  • フリープラン⇒月額無料(3ユーザーまで)
  • ライトプラン⇒月額1,100円(10ユーザーまで)
  • スタンダードプラン⇒月額5,500円~(10ユーザー以上、1人追加につき550円増)

となっている上、最大2カ月の無料期間も設定されています。さらに、オンプレミス版(Community Edtion)についてはユーザー数制限なく無料です。「まずはより多くの人に使ってほしい」という願いが、この価格に反映しています。

デメリット①:バージョンアップの頻度

日々開発が進み、進化を続けているツールゆえに、バージョンアップが頻繁に行われます。Windows Updateなどのように自動で適用するわけではなく、一定の手順を踏んでの更新が必要となります。

デメリット②:システムの自己管理

基本的には、構築・運用・管理・保守まで自社で担う必要があるので、少しハードルを感じてしまうかもしれません。有償にはなりますが、安心してお使いいただくため、株式会社インプリムや認定パートナーからのサポートサービスもございますので、合わせてご検討ください。

『kintone』のメリット・デメリット

メリット①:利用者の多さ

メディア露出も高いため、利用者の絶対数は確実に多いです。そのため、レビューの数も多く、情報交換のサイトも充実している印象です。各人で学んだことがシェアされているので、非IT部門の人でもネットに掲載された情報により、問題解決の糸口を見つけることができると思います。

メリット②:豊富なコミュニケーション手段

最近ではメールでの連絡に代わり、Microsoft TeamsやSlackを社内の情報伝達手段として用いる会社も多いと思います。こういったものの代替となりうるコミュニケーション機能が『kintone』は大変充実しています。グループチャットや掲示板機能だけでなく、レコードのデータに紐づけられるコメント、何気ない気づきやアイデアを投稿するメモ的なスペースなどを、1つのアプリ内で集約でき、情報共有を円滑に進められます。

メリット③:強力なセキュリティ対策

IPアドレスによるアクセス制限や認証アプリによる2要素認証など、情報漏えいのリスクを少なくするための対策が、どのコースでも利用いただけます。複数のセキュリティ層を構築することで、企業の情報を安心して管理することができます

デメリット①:拡張機能増加によるコスト

運用していく上で、拡張機能を使用するとなった場合、『kintone』の利用料金とは別に費用が必要となります。そのため、費用負担を考慮しながら、『kintone』に移行する業務と移行しない業務の線引きを行わなければなりません。

デメリット②:クラウド版のみ提供

『kintone』はクラウド版での提供しかないため、インターネット環境下でなければ、アクセスができません。一部機能はモバイルアプリに対応しているものの、パソコンと全く同じ機能が使えるわけではないので注意が必要です。


まとめ

『Pleasanter』の知名度はまだまだかもしれませんが、費用やオンプレミス選択など、『kintone』同様の魅力が詰まっています。まずは、フリープランやお試し無料期間を利用して、実際に触って『Pleasanter』の良さも実感してみてください。
『Pleasanter』と『kintone』の具体的な機能や特徴の比較について、製品比較の最新版(2024年10月版)としてまとめております。下記URLより資料をダウンロードし、検討材料としてご活用ください。

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