オープンソースのWebデータベースとして知られる Pleasanter(プリザンター)。しかし、実はPleasanterの活用範囲は単にデータを管理するだけにとどまらず、もっと幅広いことをご存知でしょうか。現場の業務に合わせて柔軟にカスタマイズすることで、さまざまな現場で“痒いところに手が届く”ツールへと進化します。
本記事では、「こんな活用もできるのか!」と気づきを与えてくれる、Pleasanterの具体的な活用事例をご紹介します。
Pleasanter 活用事例 4選
以下では、実際にPleasanterがどのようなシーンで活用されているのか、具体的な事例を4つピックアップしてご紹介します。
1. リアルタイムな在庫管理

様々な企業へ訪問した際、在庫管理に関して伺うと、未だにExcelで管理されている企業が多く見受けられます。さらに詳しく伺うと、
・「ファイルが乱立して、最新のデータがどれか分からなくなる」
・「更新が遅れ、時差が生じたため、在庫数が合わなくなった」
・「同時更新ができないため、他の人の入力を待つ時間が発生する」
といった悩みを抱えているケースが多く見受けられます。
そうしたお悩みをお持ちの方には、まずPleasanterをご紹介しています。フォームから入力した情報がリアルタイムで可視化され、誰でも最新かつ正確な数値を確認できます。「誰が」「いつ」更新したかを履歴で保存できるため、現場の混乱も防ぐことができます。
2. カメラ連携による車両管理

Pleasanterは、カメラなど他のIoTデバイスと連携することで、アナログな記録作業を自動化することが可能です。
駐車場やゲートに設置したカメラで車両ナンバーを読み取り、そのデータを自動でPleasanterに取り込むことで、「いつ」「どの車が」入出場したかを記録できます。もし、不正入庫などのインシデントが発生した際は、ログなどから原因となる車両や日時をスムーズに特定できます。
この仕組みを応用し、ナンバーの代わりにタグやバーコードを読み込んで、工場での機械の稼働やタスクの進捗率管理にPleasanterを利用している企業もあります。
3. 名刺情報のデータ化からの応用

Pleasanterは、AI(人工知能)との連携が積極的に進められており、高度なデータ処理を担うツールとして期待されています。
指定された社内チャットへ名刺の画像を送ると、氏名や連絡先などの情報をOCRで読み取り、AIが自動分類し、Pleasanterへ自動登録できます。さらに、顧客管理ツール(CRM/SFAなど)と連携することで、担当者の入力する手間を省き、チャンスを逃さない営業活動の実現を支援します。
弊社でも、名刺交換した相手を対象としたメルマガ配信リストの作成に利用しております。手入力していた時よりもミスも少なく、作業時間を大幅に短縮できるため、大変重宝しています。
4. 問い合わせ対応の整理・効率化

顧客からの問い合わせについては、電話を受けた人が担当者のデスクにメモを置いたり、受信したメールを担当者に転送したりするアナログなやり方で運用している企業も少なくありません。すると、
・「担当者がメモやメールを見ておらず、対応が遅れる」
・「受信者・担当者間で『言った』『言わない』問題が勃発する」
・「担当者が対応しているのか未対応なのかが、誰も把握できない」
といった問題が発生した結果、より大きな問題に発展したり、顧客満足度が低下したりする要因となり得ます。
Pleasanter上でトラブルごとにテーブルを作成し、チャットのようなタイムライン方式で対応履歴を記録することで、案件の進捗・担当者の対応内容・お客様とのやり取りのすべてが一箇所に集約され、スムーズ かつ 適正な対応を実現します。
実際に、弊社で運営している『Pleasanterフリーサポート』では、専任の担当者が日々ユーザー様からの質問や改善依頼にチャット形式でご回答しております。画像を交えたご案内や関連項目の追加質問も可能です。
充実したサポート体制を整えておりますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。
まとめ
本記事によって、Pleasanterが、ちょっとしたカスタマイズや外部ソリューションとの連携で、業務の自動化・効率化に向けた活用の幅を広げられるツールであることをご理解いただけたのではないでしょうか。
「Pleasanterでこんなことできますか?」といった具体的な内容でなくても、「自分たちの業務の中で改善できそうな所はありますか?」といったざっくりした内容でも構いません。Pleasanterの導入検討からアフターサポートまで体制を整えておりますので、まず一度お気軽にご相談ください。
また、こちらの記事では、業種別でPleasanterの導入事例をご紹介しています。合わせてご覧ください。
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